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発注主の責任に。
アスベスト除去に関する罰則例を紹介

アスベストは不適切な処理を行うと、罰則を受けるだけでなく、社会的制裁により、会社の存続危機に陥る可能性があります。
2021年現在、アスベストに関する法律はどんどん強化されており、4月には新たな規制が加わると同時に、罰則の内容もより厳しいものとなりました。

アスベストが含まれていることを知らずに解体等を行うと、施行業者だけでなく、発注者側も責任を問われるケースも。
ここでは、2021年4月に改定された大気汚染防止法の罰則内容と実例を紹介します。

法律を犯した場合の罰則

6カ月以下の懲役又は50万円以下の罰金

工事前に「工事計画書」を届け出ずに解体工事を行った場合、作業基準適合命令違反により、6カ月以下の懲役又は50万円以下の罰金が課せられます。

アスベスト除去作業は適切な処理をきちんと行わなくてはならず、工事前に「工事計画届」を労働基準監督署長に提出する必要があります。
依頼の際は、工事計画届も併せて作成してくれる会社を選びましょう

参照元:環境省公式資料(PDF)(https://www.env.go.jp/air/air/osen/R1-Main16.pdf)

3月以下の懲役または30万円以下の罰金

アスベスト除去方法において虚偽の報告を行った場合3カ月以内の懲役又は30万円以下の罰則が課せられます。

法律で決められた除去方法での施工や、飛散防止対策がしっかり行われていない場合が対象です。
解体工事の際、アスベスト除去を行う場合は、「特定粉じん排出等作業の届出」を都道府県知事へ提出する必要があります。

参照元:環境省公式資料(PDF)(https://www.env.go.jp/air/air/osen/R1-Main16.pdf)

他にも、施工業者と発注者には「民事責任」や「損害賠償の請求」が科せられる可能性があります。
そうならないためにも、工事前の手続きからお任せできる会社に依頼することをおすすめします。

アスベスト飛散による事故の事例

飛散防止措置をせずに耐震補強を行い書類送検

新宿区にあるビルの解体工事の際、建物にアスベストが使用されていることを知りながら、飛散防止対策を打たずに工事を実施
元請の建設会社及び、施工会社の両方が書類送検となりました。

参照元:富士セラ株式会社(http://www.fuji-fk.co.jp/asbestos/precedents/)
マンション解体時、事前調査を行っていないとして書類送検

大阪でマンション解体工事を行う際、アスベストの事前調査をせずに解体を実施
北大阪労働基準監督署が検査に入り、その後マンションの建設会社とその専務が書類送検となりました。

参照元:富士セラ株式会社(http://www.fuji-fk.co.jp/asbestos/precedents/)

正確なアスベスト除去を実施してくれる会社選びましょう。

1970〜1980年代、アスベストは多くの建物に使用されました。
「うっかり飛散させてしまった!」では済まされないため、事前調査から正確に行ってくれる会社選びを行うことが大切です。
ここでは、信頼できる会社選びの2つのポイントを紹介します。

除去後の調査に必要な資格者が在籍しているか

以下のどちらかの資格者が調査を行う必要があります。

  • 建築物石綿含有建材調査者
  • 石綿作業主任者
  • 2021年の4月の大気汚染防止法改正により、アスベスト除去後の調査は、有資格者によって行うことが義務付けられました。
    どちらも在籍していない施工会社の場合はそもそも法令を遵守できていない可能性があるため、注意しましょう。

    参照元:品川区役所公式HP(https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kankyo/kankyo-kankyo/kankyo-kankyo-kogai/20210202144149.html)

    ワンストップ対応ができるか

    アスベスト除去は、工事だけではありません。
    工事前の届出から廃棄物処理、作業記録の保管まで、厳密に行う必要があります。

  • 役所へ書類を届出
  • 除去後の完了調査
  • 廃棄物運搬処分
  • 作業記録の保管(30年)
  • これらを全ておまかせできる会社に依頼しましょう。

    安心して長く付き合える静岡のアスベスト除去会社2選

    分析から除去までまるっと対応

    太平産業
    太平産業公式HPキャプチャ
    画像引用元:太平産業公式HP(https://asbestos-nagoya.com/)

    こんな方におすすめ

  • 安全説明代行など、アスベストのことは全て任せたい方
  • アスベスト調査と除去を、まとめて依頼したい
  • 対応範囲

  • 調査分析
  • 書類の届出
  • 安全説明代行
  • 廃棄物運搬処分
  • 補助金申請の相談
  • 作業記録の保管
  • 価格 公式HP掲載
    事例数
    27,500円~
    (アスベスト調査)
    ※1
    23件
    ※2

    (※1)参照元:太平産業公式HP(https://asbestos-nagoya.com/fee#point01)
    (※2)2022年8月24日時点
    参照元:太平産業公式HP(https://asbestos-nagoya.com/case)

    除去のみ 全国対応OK

    サキフジ
    サキフジ公式HPキャプチャ
    画像引用元:サキフジ公式HP(https://www.sakifuji.com/)

    こんな方におすすめ

  • 全国の除去に対応してほしい方
  • 既に決まった調査会社とお付き合いがある
  • 対応範囲

  • 書類の届出
  • 廃棄物運搬処分
  • 作業記録の保管
  • 価格 公式HP掲載
    事例数
    記載なし 20件
    ※1

    (※1)2022年8月24日時点
    参照元:サキフジ公式HP(https://www.sakifuji.com/works/)

    ※2022年8月24日時点「アスベスト除去 静岡」のGoogle検索結果の上位30社を調査。
    選定条件として、下記4つの条件が揃った会社を調査しました。

    1.「建築物石綿含有建材調査者」または「石綿作業主任者」の在籍
    2.除去のワンストップ対応を公式HPに明記
    3.アスベスト除去の施工事例を掲載
    4.産業廃棄物収集運搬業許可の取得